豊里学園
和太鼓

KOIKI
鼓 粋

● 「この子どもたちと何かしたい」「施設に文化を!」との職員の思いから、1990年『豊里学園太鼓クラブ』として子どもたちと和太鼓は出発しました。以来、自分を出せる場がなかったり、周りから認められることの少なかった知的障害をもつ子どもたちが、和太鼓をとおして「自分を表現する場」をみつけました。打てば響く和太鼓は子どもたちの心をゆさぶり、多くの方々の心を響かせてきました。施設の療育活動としての取り組みを進め、練習や行事などでの発表を積みました。

● 2001年9月、和太鼓愛好のボランティア指導者を迎え、その活動は大きく飛躍しました。子どもたちの技能向上はもちろんのこと、教えるだけでなく一緒に和太鼓を楽しみ学ぶ愛好者の方々も加わり、『豊里学園和太鼓“鼓粋(こいき)”』としてその活動を広げました。02年5月、「ニューヨーク和太鼓コンサート」への代表参加が多くの方の協力により実現。03年6月と07年2月にはあさひ区民センター大ホールで「鼓粋コンサート」を開催し、大きな反響をよびました。02年からは毎年「日本太鼓全国障害者大会」に連続して招かれ、高い評価を頂いています。また地域等の各種催しから出演依頼も相次ぎ、多くの方々の共感と感動を広げています。

● 現在『鼓粋』は、学園入所児童のうち太鼓大好きなメンバー20名(9〜21才、ジュニアチームを含む、太鼓経験・数ヶ月〜15年、障害程度・重度〜軽度)、指導ボランティア・地域学生等6名、職員2名。障害児も他のメンバーも、太鼓をとおして共に学ぶ混成チームで、毎週1回の厳しい練習を重ねています。

● 練習や各地での演奏活動をとおして、太鼓仲間などとの交流を深め、夢や希望に向かって努力する過程を学び、日々の生活の意味を見出すことにより、充実感・達成感が子どもたちのさらなる自信につながっています。様々な厳しい事情により施設で暮らす子どもたちが、明るさを取り戻し、手にマメを作りながらも生きいきと、自信に満ちて和太鼓演奏に打ち込む姿は、『鼓粋』活動の更なる飛躍を予感させています。



[「鼓粋」の活動報告や予定につきましては下記のホームページをご覧下さい。
豊里学園 和太鼓 鼓粋




2007 鼓粋コンサート DVD

鼓粋に関するご質問は

豊里学園 和太鼓 鼓粋 
担当:山下 大野 までご連絡お願いします。

п@06-6951-2066  
 
inserted by FC2 system